「山梨掃除に学ぶ会」に出席してきました。
この会は、自動車関連商品の全国チェーン店「イエローハット」鍵山秀三郎相談役が、「社員の心のすさみを無くしたい」と始めたトイレの清掃活動から広がり設立された「日本を美しくする会」を母体としています。山梨と同様に活動する組織は、全国に60余りあるとのことです。
私が鍵山氏を知るきっかけになったのは、以前勤めていた会社の上司に「この本は良いから読め」と手渡された「凡事徹底」という冊子でした。短い本なので、あっという間に読めてしまうのですが、読み進めるに従い、なるほどと何回もうなずいたことを思い出します。
今回の会についての話に戻りますが、たまたま今回は近くの小学校のトイレ掃除ということで、妻・娘と出席して参りました。トイレ掃除を通じて「感動・気づき・工夫・謙虚さ・行動」を学び取るということが活動の目的です。素手で掃除を行います。素手ですから、長年使われ汚れた便器に手を付ける瞬間は、臭いも手伝って「うえっ!」と思います。が、汚れをヤスリなどでこすり、徐々に白さを取り戻していく便器を見ると、「もっと綺麗にしてやる!」と思い始めます。隣の人がもっと綺麗にしていると、「負けられない!」と、いろんな道具を使って磨き上げたくなります。2時間弱で、汚れた便器は白く輝き、あのトイレの嫌な臭いも全く消えていました。
知っていること、やったことがあること、そして、出来るということ。この三つの次元は全然違うと思います。今回この会に出席させていただいて、自分の中にちょっとした気づきが生まれたと思いました。
少しでも興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、イエローハットに本が置いてあります。「凡事徹底」まずお読みすることをお勧めします。
(上記写真 手前から2番目が私 山梨日日新聞より)