怒濤のようなさくらんぼの時期が過ぎ去っていきました。
さくらんぼ狩りには、何千人もの皆様にご来園いただき、また、産直販売も多くの皆様にご利用いただきました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
さて、今年は春先の天候不順やその後の日照不足に悩まされましたが、逸品やまなしの園主たちは逆境にめげず、よく頑張ったと思います。
さすがだな、と改めて実感いたしました。
その結果、本年もおびただしい数のお褒めのメールを頂戴し、農園では笑顔いっぱいの開催期間でした。ほんとうにありがたいことです。
いただいたメール、子供達の描いてくれた可愛い絵は順次掲載させていただきます。
話は変わりますが、今シーズン、さくらんぼについて、幾つかの事で私は非常に寂しい気持ちになりました。
一つはスーパーに並ぶ真っ白のさくらんぼのパック。見た方いますか?日照不足ですからしかたないですか?…そんなことはありません。
これは多くの農家の努力不足です。日照が不足しそうなら、光合成を活発にする資材等もありますし、反射マルチをタイミングよく敷くことで、
なんとかすることは可能です。逸品やまなしの担当農園も条件は同じですが、まっ赤なさくらんぼがたわわに実っています。
またある方からは、北の大生産地では雨が降ると実割れするので、雨が降る前に収穫してしまえと言うことで、
未熟なさくらんぼが多量に市場にあふれ、市場価格を下げた…と聞きました。
色も無い、味も無いようなさくらんぼを、出荷する生産者。それを売る小売店。買う消費者。
私の感覚ではとうてい理解できないことが起こります。
また別の話ですが、さくらんぼ狩り最終日の6月25日、私の携帯へ 「お土産だけでも買いに来たい」
というお客様からの電話が入りました。実はこの方、あるさくらんぼ狩り園へ行き、さくらんぼが殆ど実らない1本の木で、
しかも大人数でさくらんぼ狩りをさせられたとのこと。あまりにショックを受け、お子さんもいらしたので、なんとかお土産だけでも買いたい!
と、わらにもすがるお気持ちでご来園されました。
聞くと、インターネットでさも立派そうに文章を並べている園で、私は呆れて物も言えませんでした。まあ、どの世界にもいますよね、
話は立派ですけど、実力が伴わない人。だまされないようにしましょう!
果物狩りでお会いした方にはよく申し上げるのですが、農家は一軒一軒が独立ですので、その園主の考え方で作られる果物は、
雲泥の差が出ます。ですから果物好きの方は、産地やブランドだけで果物をお求めになるのではなく、「どの生産者が作った果物か」
で選ぶのが正解だと思います。
世の中2極化していますが、逸品やまなし は、引き続き 「最高品質の果物を扱うインターネットサイト」 であり続けます。
今日いただいたメールに 「これからも美味しい山梨の果物の伝道師、がんばってくださいね」 とありました。応援メールが私の原動力です、
頑張ります!