新聞より

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9月18日付けの新聞に以下のデータが載っていました。これは山梨県のみの数字です。
●総農家数
42,040戸(昨年対比 1.6%減)

●農家人口
107,250人(昨年対比 2.5%減)

●65歳以上の割合
56.4%(昨年対比 1.6%増)

ということで、高齢化とともに農業に携わる人が減っているということでしょうか。

 ちなみに私のいる地域は、JAこま野という農協組織に入っております。
●JAこま野組合員(一戸一名)
10,491人

今年の春から、JAこま野管内で35歳以下を対象とした組織を立ち上げようという動きがあり、私も参加させていただいております。つい先日、会の名前が『若こま会』と決まり、近々発足の運びとなります。
ところで、今回この会を発足させるにあたり、対象者が21人おりました。その方々には通知が配られているのですが、実際発足時のメンバーは11人となりそうです。
ここで上の数字に戻っていただきたいのですが、この管内には10,491人の組合員がいるのに対して、35歳以下で頑張ってやっていこうというメンバーは、たった11人です。
農業が活発な地域でさえこの状態にあり、後継者不足がおわかりいただけると思います。あと10年、20年たったときに、まだこの地域が果物の産地と言えるかどうか? 私は非常に危機感を持っています。
今回新しい会に入ったメンバーがどんどん事業を拡大し、耕作面積を拡大したとしても限界があります。産地と言えなくなったとき、農協は営農に力を入れなくなるでしょうし、何より消費者の方が「山梨って、昔は果物が有名だったけど・・・」というイメージを持つようになるでしょう。明らかにマイナス要因です。
私自身、まだまだ他の人に「農業一緒にやろうよ」と言えません。実際やってみて、悪くない職業だとは思いますが、サラリーマンと比べてしまうとやはり難しさがあります。
もっといっぱい稼げて、休みがいっぱいあって、家族団らんで、自由気ままな生活。実現したいと思います。そしたら、若者がもっともっと希望を持ってこの職に就けるでしょう。前から思っていることですが、こういう数字を見るとお尻に火がつく気持ちです。

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